採択ビジネスプラン

ゴミコン





企業から出される産業廃棄物を有効利用し、付加価値の高い仕事づくりを通して、環境保護、資源の有効利用に貢献するとともに、障がい者の賃金向上を目指す。




  1.     廃棄物を出している企業から廃材を提供してもらい、ウェブ上で掲載。一般からプロ・アマ問わず廃材を使ったものづくりアイディアを募集。アワード方式にて、採用されたアイディアから実際に製品化し販売を行なう。製品化のための作業は、できる限り障がい者の地域作業所におこなってもらう。
  2.     産業廃棄物や不要物を使って、面白いアイディアでゴミを減らすことを目的とし、廃材=素材とした再利用による売れるもの(必要なもの)、かっこいいプロダクトにして資源を有効利用してもらうコンテストを開催する。毎日どれだけ廃材が出ているのかを知ってもらうことも目的とする。


2010年10月29日~11月3日までの期間、明治神宮外苑にて開催されたTokyo Designers Weekにて公式バッグとして地域作業所が製作した新聞エコバッグ10,000枚を納品した。
都内の大学で配布されているウォールストリートジャーナル紙の読み終えた古紙を回収し、古新聞からバッグを製作。5月末の発注から10月28日の納品日までの5ヶ月間で地域作業所hanaの指揮のもと、1都2県(計22ヶ所)の地域作業所にて生産した。
結果、作業所から他の作業所に仕事を発注するというネットワークができた上に作業所の施設利用者の賃金が3~10倍にアップするという成果をあげた。
同期間中に西武渋谷店A館7F催事場で開催された「感性展」にも出品され、地域作業所の通所者のみならずその父兄も含めた、大勢の関係者が訪れ、自分たちで作った新聞エコバッグが展示されていることに感動していた。

起業プラン提案者の青山雄二さんは2006年に㈱ケンエレファント入社。サッポロビール㈱向けノベルティー企画・生産を担当した。その後ビジネスマンが障害者の働く姿を見て学ぶことは?というテーマのもと「きょうされん」(旧称:共同作業所全国連絡会。 成人期の障害のある人たちが地域で 働く・活動する・ 生活することを応援する事業所の全国組織)と合同で、障がい者小規模作業所における雇用開発ワークショップを開催した。
ワークショップは2008年12月~2009年6月の半年間にわたって行われ、毎月第2金曜日に、20~30名程度が参加するという成果を上げた。その中で、福祉作業所内で行っている新聞からバッグをつくる新聞バッグワークショップを行い、作業所の現状や障がい者雇用に対する認識を深めたほか、具体的に障がい者作業所と企業のマッチングなどの活動をしたことがきっかけとなり、廃材再生プロジェクト「ニューズド」を立ち上げた。
起業することを考えたのは、「ニューズド」の活動の中で、当時流行しだしていたスイス製のトラックの幌からできた「フライターグ」(スイスのチューリッヒにあるメッセンジャーバッグのブランド)をヒントにした。廃材を使って、作業所に付加価値の高い仕事をしてもらえれば、製造コストも抑えられ、産業廃棄物の量も減らせるという事業を続けられると考えたためである。
事業を立ち上げて、商品の1つである、サーフボードの廃棄樹脂を使ったアクセサリーが雑誌・新聞・TVなどで紹介されたのがきっかけで、「廃材を使った」というキーワードに反応したさまざまな企業から自社の廃材をつかったものづくりを打診された。
東京ガス・和光堂・カイハラデニムなどの大手企業からモデルルームの施工会社まで、集まった企業廃材は30種類以上。その廃材をつかったプロダクトコンテスト「ゴミコン」の開催を計画し現在に至る。
当事業は、廃材を使った商品化がたくさんできれば、それだけ事業を大きく展開できる。そのためには、商品化のアイディアをプロダクトコンテスト「ゴミコン」などを通して、できるだけ多く集めることと商品の流通幅を広げていくことが課題。将来は事業展開を日本国内にとどまらず、全世界にも拡大していくことが夢。




  1.     提供価値:企業や組織にとっての廃材の廃棄コストの減少、廃材の再利用による資源の有効活用、および、障がい者への雇用創出。
  2.     量:膨大な廃材はあるが、売れる商品を実現するユニークな発想やデザイン性をどれくらい生み出せるかが鍵となる。
  3.     持続性:現状でも商業ベースにのっており、今後、廃材を減らし、有効活用するニーズは益々高まる。
  4.     影響力:廃材を有効活用した商品を世の中に提案、啓蒙することにより、企業の意識の変化、行動の変化を生み出し、日本全国、そして世界への展開が見込まれる。

iSB:その他 (3)
iSB:まちづくり (10)
iSB:医療 (1)
iSB:子ども子育て (10)
iSB:情報メディア (3)
iSB:環境 (3)
iSB:脆弱者支援 (3)
iSB:若者自立支援 (3)
iSB:農業 (4)
iSB:金融 (1)
iSB:障がい者支援 (7)
iSB:高齢者支援 (2)
関連サイト