採択ビジネスプラン

少子化に生き残る子育て支援施設~ママの交流広場・保育所・学童保育を新しい公共で~





首都圏において、保育所の待機児童数は依然として多く、仕事を持つ女性が出産をためらう原因の一つになっている。保育所に預けることができた家庭においても、子供が小学生になると今度は学童保育待機児童の壁に突き当たるといった状況である。
さらに、保育所は厚生労働省、幼稚園は文部科学省といったように管轄が分かれ、指導内容に一貫性がない。保育所と幼稚園の連携型であるこども園の普及もあまり進んでおらず、親が希望する多様な支援を受ける機会が少ない。
これらすべての待機児童問題を、行政が運営する認可保育所で解決しようとしても、首都圏では高い地価・高い人件費などの問題から限界がある。全国規模で動きがちな行政主導では、地域の特性によって異なる多様なニーズに柔軟に対応することは難しい。
一方、今後の日本においては、人口減少・高齢化は避けられない課題である。その中で生き残れる子供を預かる施設や法人になるためには、子供を預かるだけでなく、きめ細やかな人間教育(社会性・協調性・コミュニケーション能力)や国際性など、付加価値やオリジナリティのあるカリキュラムと、質の高い保育人材の養成が必要になってくる。
こうした一連の問題解決には、最低限の福祉は行政が担い、そのほかのものについては民間に委託する形が望ましいと考えており、保育所から学童保育・児童館などの子育て支援施設の運営を、地域のニーズに合わせて「公立民営」にて行政から受託する形の質の高い保育所の運営、保育士の養成講座の開催といった、事業計画を企画した。




  1.     学童保育運営…大田区大森駅前商店街にて27坪の場所を借りて学童保育運営を行う。
  2.     「ママの子育て交流広場」の運営…同上。
  3.     保育所運営…大規模マンション内での認可外保育施設の運営
  4.     保育士・子育てサポーター養成講座の開催。
特徴
  1.     当法人の強みである、16年間にわたって構築してきた人間教育を基礎とした英語カリキュラムや教室運営ノウハウのソフト部分を付加価値として施設に活用していく。
  2.     今まで行政が行ってきた仕事を民間企業や地域の人たちとともに運営していくために、保育サポーターの研修講座・起業セミナー・子育て相談などの講座を開催する。大田区で子育て関連の50団体を束ねている「おおた子育て支援ネットふぼれん」をはじめ、地域のNPO団体と連携を取ることにより実現をスピードアップしていく。
  3.     子供も大人も好きなことや夢中になれることに取り組んでいるときは時間すら忘れて熱中してしまうもの。このような人間の特性に着目して、友達や先生とのイベントなどを盛り込んだ独自のカリキュラムにより「知る喜び」や「考える楽しさ」を育む。また、これからの時代に子供たちに身に着けてもらいたいと思っている「問題解決能力」、「コミュニケーション能力」を養い、一つ一つの問題にしっかりと向き合い個々の意見や意思をきちんと説明できる人間教育をおこなう。
事業展開としては、大田区での「ママたちの交流広場+学童保育」「保育所運営」のモデルパターンとして、埼玉県、千葉県、神奈川県などの各市で展開している当英会話スクールにて広げていくことで、事業と雇用の拡大を図っていく。



提案者の小西由美枝さんは、保育園コンサルタント、保育士、「おおた子育て支援ネットふぼれん」本部委員などの肩書を持つ。1994年にセントラルスポーツ株式会社が新規事業として立ち上げた「ピテロセントラルチャイルドケアセンター二俣川」にオペレーションマネージャーとして10年間かかわった。
そこで、保育所に教育を付加価値として導入する手伝いをするとともに、当時は未開発だった幼児期の「英会話・アート」のカリキュラムを開発し、講師研修・マニュアルを整備して、首都圏20カ所の幼稚園等に英語講師の派遣や場所を借りて教室運営を行ってきた。
2008年に横浜保育室「ピテロ二俣川」が行政の道路拡張に伴い移転することになったが、代替地を見つけられず閉鎖に追い込まれた。その時、利益追求を第一とする株式会社での保育所運営の限界を知り、社会事業には、地域の人たちとの連携を取りあうことがいかに大切であるかを悟ったことが当事業を考えるきっかけになった。



  1.     提供価値:子どもを預かるだけでなく、きめ細やかな人間教育(社会性・協調性・コミュニケーション能力)や国際性など付加価値やオリジナリティのあるカリキュラムを提供する。
  2.     量:保育士、子育てサポーターの数、質の高いカリキュラム、児童の数。
  3.     持続性:サービス料金と提供価値、運営コストとのバランスがはかられる。
  4.     影響力: 待機児童の減少、質の高いカリキュラムによる満足度が高まり、他の地域でのモデルケースとなる。

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