採択ビジネスプラン

代官山ノコトなら案内所 〜地域コミュニティの新しい形〜





東京都渋谷区にある代官山に住む人、働く人、訪れる人に街を知ってもらい、より住みよい、魅力ある街にする活動を通して、街を活性化し、地域住民同士の相互の連携を深め、事業に参画する人(特に若い母親)に希望と生きがいを与えるという事業。
代官山は、①地域のコミュニケーションが弱く、情報が行き届かない、②自分にかかわること以外は他人事、地域のことを自分事に考えられる人がいない、③働く人は景気低迷の中、住人との協働・共存を求めている、④商業の街でもあるのに買い物をする人にとってマチのことがわかりづらい、来訪者に不親切、⑤旧住民は高齢化が進んでいて、町会やまちづくりメンバーの機動力がない、⑥新住民は移り住んできたものの街のことがよくわからない―といった問題を抱えている。
こうした問題に対して、①マチの「見える化」を通して、閉鎖的な街を開かれた街にするため、店や観光スポット、魅力を案内するためのマップ作りを行う、②マチの担い手(伝い手)はお母さんというテーマで、子育てしながら街で働き、地域住民と触れ合える場づくりを行う―という事業を推進する。





今年4月より、「奈良県代官山スタジオ」に「代官山ノコトなら案内所」をスタートさせ、主に土日を中心に、道に迷った人の誘導、お勧め店を紹介してくださいという質問に応えている。
このほか、住民や訪れる人向けにマチの魅力や歴史・文化を知るための「代官山コンシェルジュ」という街歩きツアーを実施するほか、地域の住民、働く人、訪れる人を対象とした、散歩やウォーキングなどを楽しむことで、地域の人同士の交流の場を深める「代官山朝活」、まちと人の魅力を知ってもらうための情報誌の発行「代官山編集部」といった事業を実施する。子育て世代に的を絞ったイベントや子育てを楽しみながら歩けるための「子連れでお出かけマップ」作りなどを行いながら、当事者であるお母さんを巻き込み事業を進めている。
事業運営費は、当事業の活動に賛同した人に会員になってもらう「会員制度」により、安定した収入を確保する(各種特典がある正会員と情報誌の無料進呈のみの賛助会員がある)ほか、上記各イベントへの参加者からの参加費を徴収することで賄う。
また会員が増えたところで「子育てとまちづくりに関する調査・研究」などを行い、企業からリサーチなどを請け負う。



提案者の森田由紀さんは、渋谷区代官山町に2年前から住み始め、住む前に外から見て、思っていたマチと実際に住んでみたマチのイメージが大きく違っていたことに衝撃を受けたことが、この事業を考えるきっかけになった。
特に地域の情報やコミュニケーションが閉鎖的で、外からマチが見えにくいと感じ、「私たちの世代がもう少し、マチのことを知り、マチを考えることで、次の世代に誇れる、魅力ある、開かれた代官山を作っていきたい」と思ったという。
そのためにまずやったことは、土、日中心に代官山のマチを案内する「代官山ノコトなら案内所」をつくり、マチを訪れる人や住民に対してマチを知ってもらう活動をしてきた。そして、働く人・住む人・訪れる人が気軽に入れる場づくりとして「代官山朝活」を実施している。
事業の推進には、子育て中の若い母親で、社会に意義のある仕事をしたいという人に、参画してもらう。子育てを楽しみながら、その子供たちのための街の魅力を高めていく活動をしてもらえれば、社会的にも意義のあるものになると考えた。
課題は、そうした活動に参加してもらえる仲間づくり、渋谷区や商工会議所などとの公民連携を強めること。



  1.     提供価値:代官山の事業者には街の活性化、住民にとっては相互の連携を深めることで住みやすい街、当事業の参画者(特に若い母親)には希望と生き甲斐を与える。
  2.     量:高齢化しつつある事業者や住民の比率、当社の活動やイベントに参加する人たちの増加が、地域交流の深まりや意識の変化を引き起こす鍵となる。
  3.     持続性:会費収入、企業の協賛による収益を見込むが、収益基盤を強化する必要はある。
  4.     影響力:自社メディアによる情報発信力の強化、活動に参加した人たちの口コミ、および、マスメディアに取り上げられる話題性により、活動の趣旨を理解してもらい、賛同者を増やしていくことで地域での影響力が高まる。

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